2018年9月27日

引き継がれる文化や歴史 ブラジル移民110周年記念展

 ブラジルへの日本人移住から今年で110周年を記念した写真展が、鳥取市のとりぎん文化会館で開かれている。移民の歴史や引き継がれる文化、鳥取県にゆかりのあるブラジル在住の人たちの暮らしぶりなどを紹介している。28日まで。

 ブラジルと鳥取県のつながりを知ってもらおうと、鳥取県が企画した。本紙記者が2016年11月にブラジルで取材し撮影した約10点を展示。県が開拓した「鳥取村」の日本語学校で学ぶ子どもたちや広大な農地、在伯鳥取県人会の交流などを捉えた写真が並ぶ。

 ブラジル最大の都市サンパウロの「東洋人街」を撮影した写真は、真っ赤な大鳥居とちょうちん形の街灯が並ぶなど日本文化が残っている様子が伝わる。

 国際協力機構(JICA)横浜の海外移住資料館から取り寄せた移住関連の資料も展示されている。

 鳥取市古海の藤原多喜雄さん(74)は「いかに大変なことだったかを想像するし、今でも文化が残っているのが分かる。こういう歴史を伝えてほしい」と話した。(藤田和俊)